最近はIFAの「グランターク」をよく耳にするようになりました。日本人契約者も増えているようですが、正直なところあまりオススメできません。
「ネットワーカーが強引に契約を勧めてくる」、「なぜか住所変更手続きに5,000円もかかる(通常は無料)」など評判が良くない要因がいくつかあるようです。
ネットワーカーによってきちんとした情報が伝わらないまま広まっている現状があるので、他人事とは思わずにぜひ最後まで読んでみて下さい。
IFAとは
IFAは「Independent Fnancial Adviser」の略称で、訳すと独立系ファイナンシャルアドバイザーと言います。
海外投資では、IFAが投資会社として運用プランを考え、海外金融機関へ運用の指示、顧客との契約手続き、運用の相談まで担っています。
我々はIFAに運用委託手数料(約1%前後)を支払う事になりますので、IFAにはしっかりと運用利益を出してもらわなければなりません。
※また、運用成績が良いIFAは優秀なファンドマネージャーを多く抱えています。
海外ファンドの投資商品へ加入する際にはIFAを経由した契約が必要になりますので、運用成績が良いIFA選びが重要になってきます。
優秀なファンドマネージャーが多く在籍するIFAであれば、平均年利5%をクリアしており、元本割れの恐れはありません。逆に運用成績が悪いIFAですと、平均年利は1%前後であり、手数料負けして元本割れしてしまう恐れがあります。
また、海外金融機関は世界各地にありますが、IFAは香港に集中しているという特徴があります。
グランタークとは
グランタークも香港に在籍するIFAの1つです。
(グランターク公式サイト)
1999年に設立され、香港のみならず日本、中国、シンガポール、韓国、台湾、タイなどでも事業展開しています。
サービスは、
・積立投資
・一括投資
・生命保険
・終身医療保険
これらの他にも事業を展開しており、大きく6つのサービスを展開しています。
グランタークの運用成績
結論から申し上げますと、グランタークの明確な運用成績は発表されていません。推定、平均1~2%とは言われていますが、はっきりとはしていないため鵜呑みにしない方が良いでしょう。
「もしかして成績が良いのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、そうとも言い切れません。
なぜなら、優良なIFAは過去10〜20年間の運用成績を発表していますし、日本国内で運用報告会も実施しているからです。
ところが、グランタークの場合は平均運用成績を発表していない=自信ある運用が出来ていないから発表しないと考えるのが妥当です。
ネットワーカーによる推奨
運用成績を顧客に堂々と発表できないIFAはオススメできませんが、さらにオススメできない理由となるのがネットワーカーによる推奨です。
グランターク公式サイトによりますと、
“クライアントを紹介していただくビジネスパートナーは弊社と提携することにより、特別な立場になり、お客様の利益を考慮し、世界市場で入手可能な最高の商品を選別させていただきます。”
と謳っています。
この「クライアントを紹介していただくビジネスパートナー」がネットワーカーと呼ばれる人達なのですが、彼らは一般人なのでグランタークの正式な社員ではありません。
そんなネットワーカーは彼等にも利益がありますので、もちろんグランタークだけをオススメしてきます。メリットばかりを強調し、詳しいデメリットや他の選択肢は説明してくれません。
信頼度の高いIFAであれば正規代理店と提携していますので、ネットワーカーにそれを任せているグランタークは信頼度が低いと言えるでしょう。
オススメのIFA
ここまでのお話を聞いて、「具体的にオススメできるIFAを教えて欲しい!」というそこのあなたにお答えします。
オススメのIFAはこの2つです!
・アドミニストレーション
・ノーブルエイペックス
どちらも平均利回りは約10%と好成績のIFAですし、金融庁認可の正規代理店とも提携しています。
アドミニストレーションとノーブルエイペックスの細かな違いについては、下記の記事をご参考ください。
最後に
もしグランタークを契約している方や、グランタークではなくても同じように信頼性の乏しいIFAで不安をお持ちの方へ。
IFAは現在契約中の業者(代理店)に事前に連絡不要で移管が可能です。
このサイトお問い合わせでは、金融庁認可の正規代理店ファイナンシャルプランナーさんが、IFA移管のご相談を受け付けております。ご相談自体は無料なので、お気軽にお問い合わせください。
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