日本国内での海外積立投資は、2010年以降に東京都を中心に代理店の勧誘が増えてきました。
今回は、東京の武蔵小杉で特に噂になったコーンヒルという海外金融機関についてお話します。
どんな噂かと言うと、あまり良い評判ではないという噂です。実態はまさに噂通りで、勧誘を受けたら要注意で契約してはいけません。
ほぼ詐欺だと言っても過言ではないので、少しでも多くの方に読んでいただいて役立ててもらえれば幸いです。
コーンヒルとは
コーンヒル（Cornhill）はルクセンブルクに1997年に設立された金融機関です。
世界42ヵ国に展開しており、顧客数は約10万人です。預かり資産額はおよそ1,000億円です。
顧客の資産はイギリス・ロンドンに本拠地を置く国際金融グループであるバークレイズ銀行に保管されています。また、投資ファンドはルクセンブルグ、ジャージー、マルタに保有されています。
まず、コーンヒルを契約してはいけない理由は２つあります。
1つ目は、IFAがアミチインターナショナルという会社１つのみだという事。
海外積立投資でIFAを変更できないというのは致命的です。というのもIFAの腕で運用成績が左右されるので、もしそのIFAの運用成績の悪ければいつまで経っても資産が増えません。
二つ目は、手数料が高すぎるので積立を頑張っても手元に資産が残らないという事。
IFAが変更できない上にこの仕打ちはあんまりではないでしょうか。
コーンヒルのニューライフスタイルとは
コーンヒルと契約する際に大半が加入することになる主力商品が、ニューライフスタイル（New Lifestyle）という積立商品です。
ニューライフスタイルの手数料は非常に高いので、業者からの都合のよい話に耳を傾けて安易に加入しないように気を付けて下さい。
要注意なニューライフスタイルの高手数料は以下の通りです。
①エントリー料： この手数料はニューライフスタイルだけにある手数料です。 積立の支払いをするごとに3%のエントリー手数料が取られます。 ②取引手数料： この手数料もニューライフスタイルだけにある手数料です。 ファンドを購入するごとに3%の取引手数料が取られます。 ③クレジットカード手数料： クレジットカード手数料がかかる海外積立商品は数は少ないですがあります。 ニューライフスタイルの場合は、2.6%のクレジットカード手数料が取られます。
IFAアミチインターナショナルの運用成績
一択に縛られているIFAのアミチインターナショナルの直近5年の運用成績ですが、およそ5%という結果でした。
目安として7%以上は欲しいところなので、このような運用成績のIFAに任せるのは避けましょう。
海外積立投資では、「海外金融機関」＋「海外積立商品」＋「IFA」＋「業者（代理店など）」の全てが良い条件で揃うことが重要です。
コーンヒルの海外積立商品は手数料が高いという前提があるので、もしも平均利回りが10%を超えても手元に資産が残る期待はできないと思っていて下さい。
これからIFAのアミチインターナショナルが運用成績を回復できても、希望はゼロに等しいという事です。
そんなコーンヒルを勧誘してくる業者は少なからずいますから本当に気を付けて下さい。
大体、以下のような特徴のある業者には注意が必要です。
① 金融詐欺商品を抱き合わせで購入させようとする
② 高額な香港視察セミナーツアーに参加させようとする
③ ネットワークビジネス（MLM）関係の人
④ 認可なく違法に営業活動しているFP（ファイナンシャルプランナー）
⑤ 美味しい話（メリット）ばかり強調するセミナーを開催している
もしも契約してしまった時の対処法
もしも契約してしまった場合、まずできる事をまとめました。
まずは積立を止めよう
まずは積立を止めましょう。クレジットカード払いを選択している場合は、クレジットカード会社にクレジットカードを紛失したと伝え再発行してもらいましょう。
業者（代理店）を変更する
あなたにコーンヒルを契約させた業者は、おそらく利益が目当ての顧客のことは考えていない悪い業者である可能性が高いです。
海外積立投資で業者（代理店）を変更すること自体は制約なども無く、自由にできます。現在契約中の業者へ許可をもらう必要もないのでご安心ください。
解約手続きを取る
最後に解約手続きを取ります。ただし残積立期間によっては解約手数料が発生する場合がありますので、代理店のサポートを受けながらできるだけ損のないように解約を行って下さい。
また、もし今現在、被害に悩んでいらっしゃる方は下記のお問い合わせボタンからご連絡ください。
※金融庁から認可されている投資顧問会社に所属の海外金融の正規ファイナンシャルプランナーが親身になってお話を伺います。
※お問い合わせは無料なので、安心してご利用ください。