突然の通知に不安を感じていませんか
IFAやテンガードを通じてハンサードの保険商品に加入している方から、最近、次々と「ハンサード取り扱い停止」の通知を受け取ったという相談が増えています。せっかく長年保険料を支払い続けてきたのに、突然「今後のサポートができない」と言われ、途方に暮れている方も少なくありません。
この記事では、なぜこのような事態が起きているのか、そして今あなたがすべきことが何かを、具体的かつ現実的にお伝えします。
テンガードやハリスフレイザーが取り扱い停止に至った背景
ハンサードは旧フォーチュン・グローバル・アドミニストレーション傘下の保険会社で、オフショア生保商品として日本の投資家に広く販売されてきました。しかし、2020年代に入り、複数のIFAが事業縮小や事業撤退を進めています。
テンガード、ハリスフレイザー、グランターク、アロイなどの主要IFAが段階的にハンサード商品の取り扱いを停止した背景には、以下の要因があります。
第一に、金融規制の厳格化です。日本の金融庁がオフショア生保商品に対する監視を強化したことで、多くのIFAが日本人への営業活動を制限するようになりました。第二に、顧客サポート体制の維持コストが経営上の負担になったこと。インベスターズトラストやメティス、ドミニオンなどの競合商品が市場で増える中、ハンサード関連の事務運営コストが割が合わなくなったのです。
第三に、既存契約者へのサポート放棄です。紹介者や代理店が連絡先を変更したり営業を縮小する中で、契約者が書類提出や契約変更の対応ができなくなるケースが激増しています。
実例:3年保険料を支払い続けたのに連絡が取れない
ある契約者Aさん(40代男性)の事例をご紹介します。2015年、テンガードを通じてハンサード商品に150万ドル加入しました。毎月定額で保険料を支払い、順調に運用されていました。
ところが2023年8月、テンガードから一方的に「ハンサード取り扱い終了」の通知を受け取ります。その後、契約内容を確認したい、保険料の支払い方法を変更したいと連絡しても、返信がありません。3ヶ月経っても4ヶ月経っても対応がなく、やむを得なく直接ハンサード側に問い合わせたところ、テンガードとの代理店契約が終了しているため、個別対応ができないと言われました。
Aさんはその後、専門家に相談するまで、自分の契約状況すら確認できない状態が半年以上続きました。これは極端な事例ではなく、同様の相談が後を絶たないのが現状です。
今すぐやるべき3つの対応
1. 契約者本人がハンサード本部に直接登録する
テンガード経由で加入した場合でも、実は契約者本人がハンサード本部に直接連絡することで、個別対応を受けられる可能性があります。ハンサードのカスタマーサービス部門は日本語対応スタッフがいます。以下の情報を用意して連絡してください。
・契約番号(Policy Number)・加入年月日・契約金額・生年月日
これらの情報があれば、テンガードを経由せずにハンサード本部で本人確認が可能です。返答までに2〜4週間かかることが多いですが、正式な回答が得られます。
2. 既存契約の概要書を取得する
テンガードやハリスフレイザーが対応してくれない場合、過去数年分の契約概要書やステートメントを確認しましょう。メールアドレスがわかっていれば、直接ハンサード本部のAdministration部門に請求できます。
また、インベスターズトラストやメティス、ドミニオンなど他社商品への乗り換え検討時には、既存契約の詳細情報が必須となります。
3. 第三者の専門家に相談する
グランターク、アロイ、ハリスフレイザーなど特定のIFAが完全に連絡不可能になっている場合、個人で対応するのは非常に困難です。オフショア保険に詳しい専門家に相談することで、以下のサポートが受けられます。
・ハンサード本部との交渉窓口代行・既存契約の評価・他社商品への乗り換え提案・必要書類の準備サポート
多くの方が「年単位で放置されている」状態でいますが、動き出すのは決して遅くありません。特に運用実績や契約内容の確認は、時間が経つほど難しくなります。
乗り換え検討時の3つのポイント
ハンサード契約を見直すなら、インベスターズトラスト、メティス、ドミニオンなど他社商品への乗り換えも選択肢です。ただし、以下の点に注意してください。
第一に、既存契約の解約返金タイミングです。ハンサードの場合、解約から返金まで6〜8週間かかることが一般的です。その間の資金が必要かどうかを確認しましょう。
第二に、新契約時の健康状態確認です。数年前と今で健康状態が変わっていれば、新契約の引き受けに影響する可能性があります。
第三に、手数料と運用コストの比較です。新しい商品の方が安いと思い込まず、総コスト(手数料+運用費+管理費)をしっかり確認してください。
専門家に相談する前に知っておくべきことがあります
オフショア投資についてよくある疑問や不安については、海外投資Q&Aで詳しく解説しています。契約状況の確認方法や、乗り換え時の税務上の注意点なども記載されていますので、事前にご一読いただくことをお勧めします。
まとめ:今が決断の時です
テンガードやハリスフレイザーがハンサードの取り扱いを停止したのは、あなたの責任ではありません。ただし、その後の対応は、あなた自身で判断する必要があります。
契約者本人がハンサード本部に連絡すれば対応してもらえる可能性は高いです。ただし、複数のIFAが事業縮小している中では、放置する時間が長いほど、情報が失われるリスクが高まります。
今すべきこと:
1. 契約番号などの情報を整理する2. ハンサード本部に直接連絡してみる3. 対応が得られない場合、専門家に相談する
これからの資産運用を適切に進めるためにも、現在の契約状況を明確にすることは何よりも重要です。