【フレンズプロビデント】プレミアCRから人気商品の傾向を知る

フレンズプロビデントのプレミアCRから人気商品の傾向を知る海外投資(実践ノウハウ)

あなたは海外積立投資の人気商品をご存知でしょうか?

現在は、RL360°(旧ロイヤルロンドン)のRegular Savings Plan、そしてインベスターズトラストのエボリューションが2大人気商品と言われています。

あまり知られていませんが、実は過去にRegular Savings Planやエボリューションを超える加入者数を誇った商品がありました。それはフレンズプロビデントのプレミアCRという商品です。

※現在は日本居住者の新規契約は打ち切りになっています。

人気を博したプレミアCRの特徴を確認しつつ、人気商品が持つ特徴を知って、これから出会う新商品を見極める力をつけましょう。また、すでにプレミアCRを契約している人は、どのような商品か今一度概要を把握するようにしましょう。


フレンズプロビデント

フレンズプロビデント(Friends Provident International)は、オフショア地域の1つであるマン島で設立されました。

現在はIFGL(International Financial Group Limited.)の傘下で、RL360°(旧ロイヤルロンドン)と同グループに属しています。

・マン島に1832年設立
・預かり総資産額:およそ2.6兆円
・顧客数:約24万人(全世界)
・事業展開地域:マン島、ドバイ、シンガポール、香港

プレミアCR

プレミアCRは、日本に居ながら契約できる商品として人気を博しました。

フレンズプロビデントは「プレミア」という商品も販売していたのですが、この商品は香港まで行かないと契約できない商品でした。

・積立期間:10~25年
※1年単位で選択可能
・運用期間:積立期間と同じ
※満期を迎えると強制的に指定の口座に振り込まれる
・保障期間:積立期間と同じ
・初期口座期間:18ヶ月
・契約可能年齢:18~65歳
・積立年齢制限:満76歳の誕生日まで
※共同名義の場合は年上の契約者が対象
・契約者数:1名または2名
※原則、夫婦または親子でないと共同名義を組む事は出来ない
・積立通貨:米ドル、ユーロ、香港ドル、イギリスポンド ・最低積立金額:250米ドル/250ユーロ/2,000香港ドル/167イギリスポンド ・積立頻度:月/四半期/半年/年払いのいずれか ・支払方法:クレジットカード(VISA/Master Card/JCB/American Express) ・満期受取金:時価総額(積立金+運用益+アニバーサリーボーナス+満期ボーナス) ・死亡時受取金:受託者にプランの権利が移る ・身分証明書:パスポート/運転免許証のいずれか ・住所証明書:運転免許証/公共料金証明書/住民票/税金納付書/クレジットカード明細書/ローン明細書/建物の賃貸借契約書の内いずれか1つ
・譲渡:書面による手続きにて可能 ※譲受人は18歳以上 ・減額:初期口座期間終了後に申請可能 ・取り崩し:初期口座期間終了後、プラン最低額を維持することを条件に申請可能 ※最低取り崩し額:750米ドル ・一時停止および停止:初期口座期間終了後、プラン最低額を維持することを条件に申請可能 ※最長1年 ・解約:いつでも申請可能 ※残存年数に応じ、初期口座の時価総額に対して解約手数料(0〜100%)がかかる
・契約手数料:6米ドル ・初期口座管理手数料:初期口座の時価総額×1.5%/四半期毎 ・投資口座管理手数料:時価総額×0.1%/毎月 ・信託報酬 ※IFAによって異なる(時価総額×0.25~0.375%/四半期毎) ・一括投資手数料:一括投資額×7%

人気商品の特徴


日本に居ながら契約できる

プレミアCRも含め、日本人が契約できる海外積立商品は数が限られています。その上で、「日本に居ながら契約できる商品」はさらに数が限定されます。

つまり、日本に居ながら契約できるという事は、香港などの海外まで契約しに行く面倒が無いため、顧客にとって非常に魅力的なのです。

日本から一番近いオフショアである香港に行く人がいますが、飛行機で東京から片道4~5時間もかかります。いくら近いとは言え、フライト時間の2時間前には空港に到着していなければなりません。時間的なメリットを考えると、やはり日本国内で手軽に済ませられるほうが良いといえるでしょう。

日本人向けの運用報告会がある

信頼できる海外金融機関の特徴として、運用報告会が挙げられます。

運用報告会を開催できるということは、その期(大抵、上半期と下半期の年2回です)の成績を発表するのにあたり、

・優秀な成績である

・顧客に向けて堂々と発表できる

ということです。

日本人に向けて日本語で丁寧に説明してくれる運用報告会を開催しているIFAは少ないため、このような機会はとても貴重です。

ボーナス付与率、付与頻度が高い

プレミアCRのボーナスは、契約から10年経過するとそれ以降、「毎月時価総額の0.5%÷12」が貯蓄口座に付与されます。付与条件も柔軟で、積立支払いが過去1年継続している事が条件です。一部引き出しをしていたとしても、積立継続1年を守っていれば問題ありません。

そして、ボーナス率がどのように設定されているかも重要です。

仮に各種手数料が高めに設定されていたとしても、RL360のRegular Savings Planのように「ロイヤリティボーナスでプラスになって返ってくるような仕組み」になっていれば問題ありません。

手数料の安さばかり気にするのではなく、こういったボーナス特典でどれぐらい増えて返ってくるのかも含めて、長期的な目で見て考えるのが海外積立投資です。

最後に

現在は日本居住者は契約できなくなったプレミアCRですが、メリットが多く人気を博した海外金融商品でした。

プレミアCRのように、人気の商品を選ぶことも大切ですが、

・一番大切なのは自身のプランに合った商品選び

・いくら優秀な商品でも、運用するIFA選びも怠ってはならない

この2つは非常に重要なので、十分に注意して選ぶようにしましょう。




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