海外投資と聞くとハードルが高いイメージがあるかも知れません。さらに、騙されたり悪い事なんじゃないかと怪しいイメージを持たれる方もいるかも知れません。
実際のところ、残念ながらそれが現実に起こってしまっていることも事実です。
ですが本来、海外投資は正しい知識を持っていればきちんと資産を増やすことができる投資です。
このページを閉じずに最後まで読んでもらえれば、あなたも失敗しない正しい海外投資方法を学べます。知識不足で詐欺まがいの被害に遭われてしまう方達を1人でも多く減らしたい思いでこの記事を書いています。
ポイントは4つだけ!しっかり覚えていって下さい。
すぐに資産は増えない。海外投資は時間がかかるのが前提
被害としてよくあるのが、海外投資を紹介した業者が「積み立てるのは最初の2年だけでいいんです」などと言ってそれ以上の詳しい説明をしい事例です。そのため、顧客は「2年以内に資産が増える」と思い込んでしまいます。
これはきちんと説明をしなかった業者が悪いのですが、海外投資(人気で利用者が多い積立型の場合)は最低でも5年、大体が10~20年間を経てから資産を受け取る仕組みです。
万が一、あなたに海外積立商品を紹介してきた業者が「年利が15%で高いからこの商品なら短期間で資産が増えますよ」と言っていたら、それはほぼ詐欺か、仮に詐欺ではなくても何かしらの高いリスクが付いてくる案件です。
基本は、海外投資は十数年という単位で時間がかかるのが前提だと覚えておいて下さい。
信頼できる正規代理店を選ぶ
先述したような、まずきちんと最後まで説明してくれない業者はアウトです。そのような適当な説明しかしてくれない業者は顧客の資産運用のためではなく、業者自身の利益しか考えていない可能性が高いです。
信頼できる業者とは、
・顧客の資産を扱うという意識を第一にしている
・海外投資のメリットとデメリット両方を説明してくれる
・商品の手数料まで説明してくれる
・積立に必要な期間と、受け取れる金額や受け取れる時期までシミュレーションして説明してくれる
・ファイナンシャルプランナーの資格を有している
・金融庁に認可を受けて正規で活動している
・海外の金融機関(IFAを含む)と直接業務提携している
このような条件の業者です。
特に重要な判断材料としては、金融庁に認可を受けた「正規」の代理店なのかどうかです。
腕のいいIFAを選ぶ
投資ですから、あなたの資産の運用指揮を執っているIFA選びは外せません。
IFAは、海外積立投資で海外金融機関へ運用の指示を行っており、海外積立投資を始める際に必ず契約することになります。
優秀な腕を持つIFAを選ばないと、海外投資ではほぼ失敗するでしょう。
ですが一部を除き、基本的にはIFAを移管する事は可能なので、いくら今運用成績が良いIFAでも後に運用成績が悪化したらIFAを変えることが出来ます。
日本で優秀だと評価されるIFAの基準は、以下を参考にして下さい。
・過去15~20年の平均利回りが6%以上である
・日本人顧客が1万人以上である
・日本人向けに運用報告会を開催してくれる
・日本人専用のカスタマーサポートが用意されている
金融商品の手数料を知っておく
最後に押さえておいて欲しいのは、金融商品の手数料を把握しておくという事です。
実際にあった被害として、これもまた業者が説明不足で顧客が内容を十分に理解しなかった事で起きたパターンですが、後から「こんなに手数料がかかっているなんて知らなかった...これでは元本割れしてしまう」というような話です。
※元本割れ:利益や収益を生み出す元になるお金の「元本」を買ったのにも関わらず、購入した金額よりも金融商品の価格が下がり、金融商品の価値が元本を下回ってしまうこと
商品の数だけ、それぞれの商品構成が組まれており、大体が積立年数に合わせて各種手数料が組まれています。
中には通常大半の商品には発生しない手数料を含む商品もあります。そのような商品を契約してしまうと、元本割れなどが起こることもあり得るので注意が必要です。
海外積立投資で必ず発生する手数料は以下の通りです。
・契約手数料
・初期口座管理手数料
・投資口座管理手数料
・信託報酬
また、商品によっては手数料が相殺されるようなボーナスも付く場合があります。
手数料×ボーナスを考えて資産が残せるようにプランを立てるようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。これまで被害に関する記事はあったのですが、初心者にも分かりやすい押さえておくべきポイントをまとめた物がなかったので今回作ってみました。
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