【海外投資の種類】それぞれの特徴やメリットとは?

海外投資(入門者向け)

海外投資と一口に言っても、さまざまな種類があります。

今回はさまざまな海外投資の特徴とメリットをご紹介しますので、今後海外投資を検討している方は参考にしてみて下さい。

それでは行きます。


海外積立投資

あなたが投資の初心者なら海外投資の中でも海外積立投資をおすすめします。

海外積立投資とは、契約者が毎月少額(数万円)を数十年間積み立て続け、海外金融機関がその預かったお金で多数のファンドを売り買いすることで資産を増やし、最終的に契約者の資産が増えるという投資です。

海外積立投資メリット

海外積立投資には幅広い分散投資が可能なインデックス投資が用意されており、

・毎月低コストで積立が可能
・パンデミックのような世界的不況に陥っても長期的にずっと伸び続けてくれる積立投資

なので、少額から投資可能&経済の動向を読むような高度な知識が不要という点で初心者に向いていると言えます。

海外積立投資デメリット

初期口座期間(投資を始めてから最初の18~24ヵ月)は停止・減額・途中引き出しができません。積立を完全に止める場合は解約しか選択肢が無く、解約時は手数料が取られて損することがあります。

海外積立投資は一般的に15~20年間、毎月少額を積み立て続けることで満期に利益を得る計画的な投資です。そのため、短期的な投資を考えている方には不向きです。

海外投資信託

投資信託とは、広く人々からお金を募り、それを複数の株式や債券などに投資して得た収益を分配してくれる金融商品です。

その投資信託で海外の株式や債券を投資対象しているものがあり、それを海外投資信託と呼んでいます。

海外投資信託メリット

複数の株式、債券を組み込んだ商品が豊富なので、グローバルに分散投資をすることが可能です。

分散投資であれば、万が一マイナスの商品が出ても、プラスの商品で補うことができます。

海外投資信託デメリット

海外投資信託には下記の2種類があり、どちらも為替リスクがある事が注意点です。

・日本円で購入できるタイプ
・米ドルやユーロ、英ポンドなどの外貨建てで購入できるタイプ

特に日本円で購入するタイプは、預けた日本円が外貨に換えられて海外の株式や債券へ投資されるため、為替相場変動により額が減ってしまう場合もあるので要注意です。

ですがそういった事を用心して為替変動による損失を打ち消す為替ヘッジを取り入れている投資信託もあります。

海外不動産投資

不動産投資とは、「不動産を購入して、人に貸して家賃を得ることで利益にしていく投資」です。

近年は日本よりも不動産価格や物価の上昇が顕著なアジアの新興国や発展途上国の中には高い経済成長を続けている国も多く、海外不動産投資を始めようと考える人も増えてきています。

海外不動産投資メリット

日本の不動産よりも住宅需要が多く、物件価格や家賃などの上昇が見込まれやすいことが大きいでしょう。

そして不動産ならではの節税効果や長期での安定的な収入も期待できます。

不動産投資を始める方の大半はローンを組んで購入をします。

ローン完済後に毎月の家賃収入が年金代わりになりますし、ローン契約時に団体信用生命保険に加入するので契約者に万が一何かあった時にはローン返済が無くなり、物件+家賃収入を家族に残せます。

海外不動産投資デメリット

カントリーリスクがあることがデメリットです。

カントリーリスクとは、例えばA国の株式を買った後にA国で予期し得ない政治的経済的な問題が発生(戦争など)することによりA国の株価が暴落して投資した人が損失を被ることです。

FX

FXは先物取引の一種で日本語名は外国為替証拠金取引と言います。

先物取引とは・・・ある商品を将来のある決められた期日に、取引の時点で決められた価格で売買をしましょうと約束した取引のことです

FXメリット

少額の証拠金で、数倍、良い時は数十倍にも価値を上げた取引ができることです。

加えて、外国の通貨で預金して売却益を得られる外貨預金よりも外貨の購入レート・売却レートの差が小さく、為替変動幅が小さくてもしっかり利益を得られます。

FXデメリット

FXはよくハイリスクハイリターンの投資であると例えられ、ハイリスクだと言われる理由はレバレッジリスクです。

レバレッジリスクとは、自分が持っている資金よりも大きい金額を取引できる機能(レバレッジ)で、25倍などといった大きな金額を取引することにより、損失が出たときにも25倍になってしまうというリスクのことです。

外国株式

日本にいながら、グローバルに事業を展開する企業の株式を購入することで利益を得るのが株式投資です。

外国株式メリット

日本国内の株式だけに投資していると、日本経済の動向によって全体的には一方向の動きに偏ります。また、不況時には株の価値が下がりますが、複数の海外株式に投資することでそのような「偏りのリスク」を分散させることができます。

外国株式デメリット

為替リスクやカントリーリスクがあることです。

カントリーリスクを避ける事は難しいです。ただ、外国株式投資方法を選ぶ際に日本の取引所に上場している海外企業の株式を売買する国内委託取引を選べば、国内株式と同様に株価は円で取引されるので避けることは可能です。これで為替リスクを軽減することができます。

外国債券

債券とは「国や企業などの発行体が投資する人から資金を借り入れるために発行する有価証券」のことです。一般的に株式や投資信託などに比べて安全性の高い投資商品と言われています。

債券には満期が定められており、満期には額面金額が投資する人に払い戻されるので、発行体に対してお金を貸す代わりに利子をもらえるようになっています。

発行体が外国や海外企業であれば外国債券ということです。

外国債券メリット

債券を購入した人は、あらかじめ約束された利子を定期的に受け取ることができ、安全性が高いことがメリットです。

また、満期前にお金がどうしても必要になった場合、満期まで待たなくても売却することで換金することができます。

外国債券デメリット

大きなデメリットは為替リスクです。

その他、満期前に売却したくても希望価格で売れない流動性リスクもあるため、購入する債券の信用性を見極めることが大切です。



今回は以上です。

当サイトでは他にも海外投資について沢山情報を発信しているので、ご興味があればぜひ読んでみて下さいね。

賢く知って、理想の海外投資を見つけて資産を増やしましょう。