いま現在、海外に住んでいる人、または近々海外への移住が決まっている人は、日本国内に住む人よりも海外投資に有利です。今回はその理由を解説していきます。
もちろん海外に住んでいるからこそ、日本国内在住者とは違った点で気を付けなければならない事もあります。そちらも合わせてご説明します。
ますますグローバルな社会になり、海外へ仕事で駐在する方も増えていく事でしょう。有利な状態で海外投資で資産を増やさないなんて勿体ない...と私は考えます。少しでも興味のある方はぜひ参考にしてみて下さい。
海外在住者が海外投資するメリット
選べる金融商品の数が多い
海外在住者が海外投資(ここではオフショアと呼ばれる非課税地域のオフショア海外投資のことを指します)をする大きなメリットと言えるのが、日本居住者よりも数多くの金融商品から選べることです。
日本には、「海外金融機関が日本居住者に対して海外金融商品を宣伝してはならない」という外国為替及び外国貿易法が定められています。
何故このような法律があるのかと言いますと、日本は海外にお金が流出するのを防いで日本国内の銀行・証券・保険会社といった金融機関を守りたいからです。
正直、日本国内よりも海外の金融機関が有する金融商品のほうが魅力的なものが多いので、この制限が無ければさらに多くの日本居住者が海外投資を始めていることでしょう。(日本国民が海外の金融商品を契約したり購入したりするのは外国為替及び外国貿易法には抵触しません)
海外在住者には、この制限がないため自由に数多くの金融商品から選ぶことができるので有利です。
住む国の税制によっては税金を支払う必要がない
海外投資(オフショア投資)では、運用期間中は税がかからないことが特徴です。
日本に住みながらオフショア投資をしていると、運用期間中に税金を払わなくていいのは大きなメリットではありますが、最後に資産を受け取る際に税金を支払う義務があります。
ところが、住む国の税制によっては最後まで税金を支払う必要がない場合もあるのです。ちなみに無税で最後までオフショア投資できる国として、香港とシンガポールが有名です。
※住む国と、投資内容によって税制は様々です。詳しくは税理士に確認することをお勧めします。
海外在住者が海外投資する時に気を付けること
住民票を日本から移しておく
手続きが面倒だから・健康保険が活用できるから、といった理由で住民票を日本に残したまま海外居住を始める方がいますが、海外投資をするのであればそれはオススメできません。
理由は単純で、せっかく海外に住んでいても住民票が日本のままだと日本に住んでいる条件と変わらず、オフショア投資の有利性がゼロだからです。
上記で説明した有利なオフショア投資をしたいなら、住民票は移しておきましょう。
現地の不動産投資には手を出さない
投資にも色々ありますが、海外の不動産投資はリスクが大きいので注意が必要です。
なんだか海外の不動産のほうが価格が大幅に上昇しそうなイメージがありますよね。しかしその逆も充分にあり得る(大幅に下落する)という欠点も忘れてはなりません。実際に多くの人達が、これまで海外現地の不動産投資に手を出して大損してきました。
加えて海外不動産投資には海外不動産の法整備が甘いため、詐欺があります。現地の業者に騙されて音信不通になるなどの恐い思いをしないためにも、現地の不動産投資はやめておきましょう。
米ドル、ユーロ、日本円以外の通貨でやらない
最後に忘れてはならない注意点として、海外投資の「通貨」があります。
安易に住んでいる国の通貨で投資していると、万が一の事態でその国の経済状況が悪化し通貨価値が暴落する場合が考えられるからです。
特に新興国といった急速な発展を遂げつつある国(ブラジル、ロシア、インド、中国、ベトナム、フィリピン、メキシコなど)は要注意です。
基本的には米ドル、ユーロ、日本円の通貨を選んでおけば安心です。
最後に
以上、海外在住者が海外投資すると有利な理由でした。
ポイントが分かったところで、実際に始めてみたいけれど何から手をつければ良いのか分からない方へ、これまで日本国内だけではなく、海外居住者に対しても海外投資サポート対応してきた経験を持つ金融庁認可の投資顧問会社が丁寧にご対応させていただきます。ご相談は無料なので、お気軽にお問い合わせください。
また、下記メルマガではトラブルなく資産を増やしたい方へ向けて海外投資ノウハウ情報を随時配信中です。ご興味がある方はぜひご登録ください。