ブラックロックとは【運用成績が良いポートフォリオ?】

ブラックロックとは【運用成績が良いポートフォリオ?】海外投資(入門者向け)

海外積立投資をお考えの皆さんは、「ブラックロック」について聞いた事があるでしょうか?

ブラックロックは世界最大の資産運用会社です。日本を含め、世界中の人がブラックロックに運用を任せています。

まだご存知ない方に向けて、ブラックロックについて概要をまとめてみましたので、ぜひご一読下さい。


ブラックロックとは

ブラックロック(BlackRock)はアメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市に本社を置く、世界最大の資産運用会社です。

資産運用会社とは何をしている会社なのかと申しますと、投資家の資産を預かり、その資産運用を代行しています。

つまり、海外投資をやっている我々の資産が増えるかどうかに関わってくる訳ですね。

ブラックロックは1988年に設立以降、米国、アジア太平洋、EMEA(欧州、中東、アフリカ)の世界約30カ国、70都市に展開しています。

ニューヨーク、ロンドン、サンフランシスコ、東京、香港などの世界25都市の運用拠点から、主要な資本市場にアクセスしています。

そして、日本にも「ブラックロック・ジャパン株式会社」として拠点を置いています。その資本金は31億2千万円にもなります(ブラックロックの資本金は約60億円)

ブラックロックのご紹介 | 会社情報 | ブラックロック・ジャパン株式会社
ブラックロックのパーパスは、より多くの方々が豊かな生活を送ることができるよう、サポートすることです。お客様の資金を預かり運用するフィデューシャリーとして、また金融テクノロジーにおけるリーダーとして、お客様の目標実現に必要なソリューションを提供しています。

資産運用会社として有名なブラックロックですが、海外積立商品のポートフォリオとしてもよく見かけられます。

ポートフォリオとは

ポートフォリオについて説明する前に、まずファンドについて理解しておきましょう。

下の図をご覧いただくと、IFAがさまざまな金融機関と提携しており、各々の金融機関が複数のファンドを持っていることがお分かりいただけると思います。

ファンドとは、投資信託とも言われる「商品の中身を構成するもの」になります。

海外積立投資では、このファンドを選び組み合わせたものを、ポートフォリオと呼びます。

ブラックロックは運用成績が良い

ファンドを組み合わせたポートフォリオが、資産運用を左右する要素になっている事はお分かりいただけたかと思います。

肝心のブラックロックがポートフォリオを構成するファンドはどうなのかと言いますと、歴史も長く運用成績も良いため信用できるでしょう。

※ただし、注意していただきたい事項があります。

それは、特定のファンドの運用成績だけを見せて、あたかもそれをIFAの運用成績のように説明を受ける事です。

例えばアテナベストのメティスの場合

例えば、IFA・アテナベストが提供している海外積立商品であるメティスの場合です。

IFA・アテナベストは正直、運用成績はあまり良くはありません。

それでもメティスのポートフォリオに組み込んでいるファンドにはブラックロックが入っています。

ブラックロックを見れば、運用成績が良いなら安心だと思う方もいるかも知れません。

ですが、メティスはIFAがアテナベストで固定されてしまいます。しかも途中でIFAを変更する事も叶いません。いくらブラックロックの運用成績が良くても、所詮はポートフォリオの中の1つのファンドです。

結局は他のファンドのバランスも含め、すべてを管理運用しているIFA・アテナベストの腕にかかっているのです。

まとめ

今回はブラックロックについて色々とお話してきました。

ポートフォリオを構成するファンドの中身はとても重要です。ただ、それだけで資産運用が上手くいくとは限りません。

あなたの大切な資産を運用してくれるIFAについても、しっかりと知る必要があります。加えて、契約する商品概要(積立金額や積立期間などのルール)も大変重要です。

1つの項目にとらわれず、あなたが損をすることのないように、全体に目を通してから契約する手順を忘れないで下さい。



タイトルとURLをコピーしました