「ドバイショック」から学ぶ世界経済と海外投資

ドバイショックから学ぶ【海外投資】海外投資(実践ノウハウ)

オフショア海外投資で有名なインベスターズトラスト(ITA)が活動許可をもらっている先はドバイ金融庁です 。

そのドバイですが、2009年にドバイショックを経験しています。

果たして世界的な金融危機となったドバイショック後に世界どうなったのでしょうか? また、「ドバイが金融庁でも問題ないのか?」ということも解説していきます。

ドバイ

ドバイは埼玉県と同じくらいの広さです。

ドバイ位置〈Googleマップより〉

中東の金融と物流の拠点となっており、中東とヨーロッパ、アジアを結ぶゲートウェイなのです。

また、ドバイは中東にあるので産油国と勘違いされるかも知れませんが、現在は産油国ではありません。リーマンショックの世界的金融危機で原油価格が高騰した時に、ドバイは不動産開発に力を入れ、高層ビルをどんどん建築していきました。

ドバイには政府系企業(民間ではない企業)が多数存在しているのです。

ドバイショックとは

2009年11月25日に、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ政府が、政府系の持ち株会社である「ドバイ・ワールド」の債務返済繰り延べを要請すると発表したことにより、世界的に株式相場が急落した現象をドバイショックと言います。

翌年の11月26日の欧州株式市場では、ドバイ政府が債務不履行を起こすリスクや、ドバイへの出資を積極的に行ってきた欧州の金融機関の債権焦げ付きへの懸念から、銀行株を中心に株式相場が急落しました。

その影響は米国や日本など、世界中の株式市場に拡大していきました。

日本では、中東などで海外事業を拡大してきた大手ゼネコンを中心に株価が大幅に値下がりしてしまったのです。

その後どうなったか

2008年に起きた世界的金融危機と比較すると、ドバイショックの損失額は比較的少なく済みました。

ドバイ・ショック以降も続いた不動産開発案件に関しては現実的かどうかは評価が分かれるものの、リーマン・ショック後に続く金融危機から世界経済がなかなか復活しない中で、ドバイは比較的早く回復したのです。

その背景にあったのは、

・迅速な専門機関の立ち上げ

・救済機関としてドバイ金融支援基金の設立及びアブダビ政府による100億ドルの支援金

・従来から築き上げてきたハブ(金融、物流)としての役割

ドバイ金融庁が許可している金融機関

ドバイの金融庁は、タックスヘイブンの金融庁です。

※タックスヘイブン:オフショア投資の地域の事で、「課税が完全に免除されているまたは著しく軽減されている地域」のこと。

オフショア投資の積立商品を多く扱っている重要な金融機関として、RL360°(ロイヤルロンドン)と、インベスターズトラスト(ITA)に絞られますが、インベスターズトラスト(ITA)はドバイ金融庁の許可を得て活動している金融機関です。

まとめ

オフショア海外投資を検討する方なら、必ずと言っていいほどRL360°(旧ロイヤルロンドン)またはインベスターズトラスト(ITA)で迷うと思います。

現在もインベスターズトラスト(ITA)が活動許可をもらっている先はドバイ金融庁です。ドバイショックという世界経済に大きな影響を与えた金融危機があった訳ですが、その後ドバイは急速に回復しました。

人気のオフショア投資金融機関も信用が第一です。背景にある金融庁のことについても知っておく事はとても大切なことでしょう。

ちなみに日本人がオフショア海外投資の金融機関に加入する際には、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー:海外投資における運用会社)を経由する事になります。

どこの金融庁なのか、どんな金融機関なのか、どんなIFAなのか・・・知っておくべき事は沢山ありますが、一つ一つ知識を蓄えていきましょう。


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