海外積立投資では、IFAが運用をしてくれています。ただ、「IFAに任せきり」という姿勢は良くありません。
自分が具体的に何にどれだけ投資しているのかを把握する事は投資の基本です。
今回は「海外積立投資をする時に、具体的にどの業界どの企業に注目しておくべきなのか」ということをS&P500を通してご紹介したいと思います。
S&P500とは
S&P500は、正式名称を「S&P500 Index」と言います。
Index、つまりインデックス指数に連動しています。
インデックス指数(または指標)とは、市場全体もしくは有名株の値動きから算出されるもので、日本だと日経平均株価、アメリカであればNYダウやS&P500 Indexが有名です。
ですので、NYダウやS&P500 Indexといったアメリカ株式指標に投資をする=「アメリカ経済に対して投資をする」という状態になります。
元本確保型
S&P500を対象とした金融商品ですが、基本的には元本確保型です。最初に決めた投資金額を積み立て続けることで、資産額が元本以上になるタイプの金融商品なためとても人気です。
例:「15年後に投資金額の140%を保証する」など。
S&P500に投資するということは、幅広い分散投資になります。また、経済の動向が読めなくても長期でコツコツと投資し続けていれば少しずつ資産が増えてくれるというメリットがあります。
S&P500の上位10社
先にお話した通り、S&P500はインデックス連動の投資です。
では、S&P500はどのような企業(株式)を上位に置いているのでしょうか。
<S&P500上位10社> 1位:アップル 2位:マイクロソフト 3位:アマゾン 4位:フェイスブック 5位:アルファベット 6位:JPモルガン・チェース 7位:ジョンソン&ジョンソン 8位:ウォルマート 9位:ビザ 10位:マスターカード
上位4位をアップル・マイクロソフト・アマゾン・フェイスブックと、IT関連企業が抑えています。
上記の順位は2021年4月時点の順位です。実際にはこの順位が固定されている訳ではなく、情勢に合わせて常に変化しています。
とは言え、この上位10位を占めるのは、赤字になる危機が少ないとされる超大手企業ばかりです。
S&P500の業界割り当て%
次に、S&P500がどのような業界にどれほどのパーセンテージを割り当てているかを見ていきましょう。
<S&P500業界別割り当て> 情報技術(IT) 26.7% ヘルスケア 13% 一般消費財 12.4% 金融 11.3% 通信サービス 10.9% 工業 8.9% 生活必需品 6.1% エネルギー産業 2.8% 原材料産業 2.7% 公益事業 2.7% 不動産 2.5%
近年さらに発展している情報技術(IT)が一番多く占め、つぎにヘルスケア部門も割合として大きいのが特徴です。
逆にエネルギー産業や不動産など、現在はあまり成長をしていない業界には、S&P500はあまり割り当てられていないという事が分かります。
まとめ
昨今、IT業界はますます発展しており、今後もそれが揺らぐ事は考えにくいです。
インデックス連動でアメリカ経済に分散投資が出来るS&P500は、海外金融機関インベスターズトラストの商品です。
インベスターズトラストについてさらにお知りになりたい方はこちらの記事をご参考下さい。