最近人気の海外生命保険【投資信託との関係】リスクも解説

海外投資(入門者向け)

海外投資のカテゴリーでは、数十年という期間、毎月少額を積み立てる海外積立商品に加入する人が圧倒的に多いイメージです。

しかしながら、最近は海外生命保険も海外投資として人気なのです。

何より、人気の理由は元本が確保されていることです!

今回は、契約する際に注意するべきリスクも踏まえて海外生命保険を解説していきます。


海外生命保険で海外投資ってどういう仕組み?

通常、生命保険に加入する目的は「万が一の病気や怪我に備えるため」です。

そのために定期的に保険会社へ貯蓄していく訳ですが、そういった貯蓄型の生命保険や養老保険では「解約返戻金」「満期保険金」が受け取れます。

それぞれの金額は、返戻率によって決まります。

そして一定期間以上、加入し続けると返戻率が100%を超えることで支払ってきた保険料以上の金額を受け取ることができるのです。


海外では資産運用のために生命保険に加入することがほぼ常識になっています。仕組みも非常に優秀で、元本が確保されています


元本確保とは・・・最初に決めた投資金額(元本)を積み立て続けることで、資産額が元本以上になること。また、元本だけでなく、一定の割合を保証する場合もある。例えば、「15年後に投資金額の140%を保証する」など。

海外生命保険に加入するときのリスクとは

日本の生命保険よりも資産運用に向いているのであれば、海外生命保険に加入したいと思う人が多いのは当然ですよね。

ところが契約する最初のステップで気を付けるべきリスクがあります。

日本の保険業法には、日本人は海外の保険会社と契約してはならず、契約時は内閣総理大臣の許可を要するといった文言(概要)があります。

「えっ?じゃあ契約できないの?内閣総理大臣の許可を受ける方法を探すの?」と心配になるかも知れません。

ですがこの保険業法で言っているのは「保険の契約」の場合です。
つまり、「海外の保健会社に加入する際に保険商品に契約しないでね」と言っています。

このリスクに気を付けて海外生命保険に加入するには、「海外の保健会社に加入する際は投資信託の積立商品に契約する」ことで正しく合法的に加入することができます。


さらに付け加えて注意して欲しいのは、あなたが直接契約する相手は信託会社で、信託会社から保険契約を譲渡される事で海外の保健会社への加入が成立するのですが、これを対応できる代理店が限られていることです。

この対応は投資顧問会社でないと対応できないという事を覚えておいて下さい。保険業法の変更などがあれば合法だったルールが違法になる可能性もあり得ますから、対応できる代理店にきちんと確認してもらいましょう。

日本人が加入できる海外生命保険を押さえておこう

生命保険は年金払い(分割払い)が可能です。海外生命保険を利用するのであれば年金代わりにすることもできるのです。

とは言え、日本人が契約できる海外生命保険会社は数に限りがあります。その中で加入者が多くおすすめなのが、「サンライフ」という香港の会社です。

サンライフはオフショア地域の会社なので、運用中の資産には税金がかかりません。

オフショアについて知りたい方はこちらを参考にしてみて下さい。


サンライフの本社はカナダのトロントにあり、1865年に設立しました。

日本以外にも、カナダ・アメリカ・香港・アイルランド・フィリピン・インドネシア・インド・中国・シンガポール・ベトナム・マレーシア・オーストラリアなど世界各地に拠点があります。

サンライフの投資としてのメリットは、利益率が圧倒的に高いことです。

加入している年数が長いほど資産が増え、解約返戻金は20年で約2倍に、30年で約3倍になります。

また、万が一加入者本人が死亡した際は高額な死亡保険金が出されるよう手厚くサポートされています。

ざっくりとした試算ですが、保険料の支払いが数百万円で加入期間が20年ほどであれば、日本人の平均寿命ぐらい(85歳)に亡くなった場合に数億円の資産を子孫に残すことができます。

最後に

再三になりますが、海外保険に加入する際には、保険業法に抵触しないように注意してください。ただ、投資顧問会社などを介せば問題なく契約手続きを行うことができます。

※この記事は海外生命保険についての解説記事です。
※海外生命保険の加入を勧めるものではありません。

海外積立商品に比べると少しハードルが高いかもしれませんが、「未来に向けて資産形成をしたい」、「万が一のときのために家族に資産を残したい」という人には、とても有用な金融商品だと思います。