日本人が契約できる海外積立商品【総まとめ】

海外投資(入門者向け)

FXは大損する可能性がある、仮想通貨も正直未知数、不動産投資はローンの返済額が増加というデメリット……できるだけ被害が少ない投資を検討すると海外積立投資に辿り着く日本人は実はけっこう居ます。

私が声を大にしてお伝えしたい海外積立投資の良さは、日本の金融商品より遥かに利回りが高いという事です。

でも私たち日本人が購入できる海外積立商品には限りがあります。
とは言え、その限定的な商品の中でもおすすめできない商品も存在しています。

今回は、「選りすぐりのおすすめできる海外積立商品」の総まとめを作りました

ぜひ参考にしてみて下さい。


日本で購入できる海外積立商品が多くない理由

最初に、日本人が契約できる海外積立商品が多くない理由についてご説明しておきます。

それは「日本は金融鎖国をしているため、海外の金融機関からマーケットの対象にされていないから」なのです。

海外積立商品とは

海外積立投資とは、契約者が毎月少額(数万円)を数十年間積み立て続け、海外金融機関がその預かったお金で多数のファンドを売り買いすることで資産を増やし、最終的に契約者の資産が増えるという投資です。

そして、その投資対象となるのが海外積立商品です。

海外積立投資では、下記4つをバランス良く揃える事で初めて良いスタートを切る事ができます。

・日本でやり取りしてくれる業者
・資産運用をしているIFA
・信頼できる海外金融機関
・利回りの良い海外積立商品

オフショアとは

海外の積立商品は世界各地の金融機関にありますが、その中で選ぶべきなのはオフショアのものです。

「オフショア」とは「金融面や税制面に対する特定の優遇措置が設けられている国や地域」の総称を指します。

そしてオフショア投資の「課税が完全に免除されているまたは著しく軽減されている地域」タックスヘイブン(tax haven)と言います。

ちょっと日本では考えられない怪しい感じに聞こえるかも知れませんね。

ですがオフショアは、海外の投資家たちが投資をして無税または少ない税の支払いだけで利益を得られるようにする事によりさらに多くの投資家を呼び、世界中から国や地域に資金を集めるためのれっきとした施策なのです。

世界には250以上のオフショアが存在しており、それぞれの地域によりルールが異なります。

※海外投資(オフショア投資)で「課税が完全に免除されているまたは著しく軽減されている」のは、オフショア地域で資産運用をしている間だけです。

※日本に住んでいる以上、投資で利益が確定したら確定申告をして納税しなければなりません。

おすすめ①RSP(Regular Savings Plan)

1つ目のおすすめ海外積立商品はRSP(Regular Savings Plan):レギュラーセービングプランです。

RSPは、RL360°(旧ロイヤルロンドン)という海外金融機関が提供している商品です。RL360°は1861年から続くとても歴史の長い保険会社で、金融機関の審査が厳しいと言われているマン島に籍を置いているため信用性の高い会社であると認識されています。

RL360°は過去にクアンタム(Quantum)という人気商品を扱っておりましたが、RSPはその代替品になる新主力商品であると言われています。

購入条件は下記の通り。

・名義人/被保険者の対象年齢:18~65歳(最大2名まで指定可能で、共同名義の場合は年上が対象になる)

・契約期間:5~25年

・積立通貨(最低積立金額):USD($280)/JPY(¥31,000)

・積立方法:毎月/3ヶ月ごと/半年/毎年から選べる

・増額と減額:USD($80~)/JPY(¥7,500~)
※増額はいつでも可能だが、その時点で再度初期口座期間がスタートする
減額は初期口座期間が終了後から可能

・一括払いの最低金額:USD($8,000)/JPY(¥750,000)
※積立金の一括払いは7%の初期口座手数料が差し引かれた後、貯蓄口座に入金される

・ファンド数:ダイレクトファンド34社、およそ180種類以上

・組み込み可能なファンド数:10種類
※ファンドスイッチングは無制限

・保証:マン島の保険業法1991より、資産の時価総額の最大90%が保証される


手数料に関しては下記の通り。

・契約手数料:USD($7)or 日本円(¥775円)/月
※停止中は契約手数料が3倍になる

初期口座手数料:0.5%/月(積立開始~満期を迎えるまで、初期口座の時価総額に対して0.5%が毎月差し引かれる)

・管理手数料:0.125%/月(ファンドの時価総額に対して0.125%が初期口座および貯蓄口座から差し引かれる)

・マネジメント費:1%/年(ファンドの時価総額に対して1%が貯蓄口座から差し引かれる)

・クレジットカード決済手数料:無料

・積立先変更手数料:無料


RL360°は、同様に日本人から人気のインベスターズトラストという金融機関に比べると手数料が少々高いと言われています。

しかし、手数料はRSPに用意されているロイヤリティボーナスというボーナスで元が取れる仕組みになっているので安心できます。


ボーナスに関しては下記の通り。

・イニシャルボーナス:積立年数に応じて加算されるボーナス。加算されるボーナスは積立年数によって変わります。

・ロイヤリティボーナス:積立期間の満了時にもらえるボーナス。初期口座の時価総額に対してボーナスが一括で加算されます。

・エクストラアロケーションボーナス:積立額に応じて毎月加算されるボーナス。加算されるボーナス率は積立額によって変わります。この条件はイニシャルボーナスと同じですが、エクストラアロケーションボーナスの場合積立金額が大きい場合に付いてきます。


ちなみに日本人が契約できるIFAの中で、RL360°の保有するファンドを運用できるIFAでおすすめなのはアドミニストレーションです。

さらにRSPについて知りたい方は
Regular Savings Planの投資リターンは期待できる?旧商品クアンタムとの比較も解説を読んでみて下さい。

おすすめ②S&P500 Index

おすすめ2つ目は、S&P500 Indexです。

S&P500 Indexは、インベスターズトラスト(ITA)という海外金融機関が提供している商品です。インベスターズトラストは2002年に設立の比較的若い会社ですが、現在まで世界100ヵ国以上で事業を展開しています。また、オフショア投資では珍しく日本語対応をしてくれる事や手数料が安い事が魅力的です。

名前からも分かる通り、S&P500 Indexはインデックス指数と連動している商品です。

インデックス投資の注意点は、株価の上下が必ず起こる事です。つまり不況に陥って株価が下落すれば元本割れのリスクが伴います。

ですが、インベスターズトラストで契約すれば株価の下落が起きたとしても元本確保型として約束してくれているので、リスクなく資産を増やすことが可能です。


S&P500 Indexがおすすめの最大の理由は、下記の3つです。

①アメリカ経済に対して投資ができる(インデックス投資ができる)から、幅広い分散投資になる

②経済動向が読めなくても長期で続ければ資産が増えるため初心者に向いている

③元本確保型だから、条件を守って満期を迎えれば確実に利益を得ることができる


購入条件は下記の通り。

・契約対象年齢:プラン毎に異なり、10年プラン:18~60歳、15年プラン:18~55歳、20年プラン:18~50歳

・契約期間:10,15,20年から選択

・積立通貨(最低積立金額):USD($200)

・積立方法:毎月/3ヶ月ごと/半年/毎年から選べる

・減額:最低積立金額のUSD($200)を維持することを条件に、初期口座期間終了後から申請可能
※ただし減額すると元本保証が無効になる

・一括払いの手数料:一括投資額×7%

・保証:時価総額(積立金+運用益+ロイヤリティボーナス)を満期に受け取れる。
その際、積立金に対して10年:100%、15年:140%、20年:160%が最低保証として付いてくる。


手数料に関しては下記の通り。

・契約手数料:USD($10)/月

・年間管理手数料
10年プラン:時価総額×2.0% / 年
15年プラン:時価総額×1.7% / 年
20年プラン:時価総額×1.1% / 年

・ストラクチャー手数料:時価総額×0.125% / 年

・信託報酬:インデックス投資のため、原則発生しない
※IFAによって異なる


ボーナスに関しては下記の通り。

・ロイヤリティボーナス:積立期間の満了時にもらえるボーナス。10年目から5年ごとにもらえるようになる。
積立年数によって付与される率が変わる。
・10年:積立総額の7.5%
・15年:過去5年間の積立総額の5%
・20年:過去5年間の積立総額の5%

※ロイヤルティボーナスは、減額および一部解約をするとが適用されなくなります

さらにS&P500 Indexについて知りたい方は
インベスターズトラストのS&P500の良さって何?を読んでみて下さい。

おすすめ③エボリューション

続いておすすめなのは、エボリューションという商品です。

エボリューションもS&P500 Indexと同様、インベスターズトラストの商品です。

S&P500 Indexと違うのは、エボリューションは元本確保型ではない事です。

エボリューションのおすすめポイントは、

①少額の月々150ドル~で積立できるので初心者にも始めやすい

②手数料(コスト)が他の商品に比べると少し安い

という事です。

ですが注意すべき点があり、元本確保型ではないから将来の利益が確約されている訳ではなく、途中で不安になりやすいという事です。

上手く資産を増やすためには、運用成績の良いIFAとタッグを組んで満期までコツコツ積立し続け、高い利回りを目指す事が重要です。


購入条件は下記の通り。

・契約対象年齢:0~85歳

・契約期間:5,10,15,20,25年から選択

・積立通貨(最低積立金額):USD($100)、ユーロ(€100)、英ポンド(£100)

・積立方法:毎月/3ヶ月ごと/半年/毎年から選べる

・プラン最低維持額:USD($12,000)、ユーロ:(€12,000)、英ポンド(£12,000)

・減額:最低積立金額を維持することを条件に、初期口座期間終了後から申請可能

・満期受取金:時価総額(積立金+運用益+エクストラアロケーションボーナス+ロイヤリティボーナス)を満期に受け取れる。


手数料に関しては下記の通り。

・契約手数料:USD($7)/ 月、ユーロ(€7)/ 月、英ポンド(£4.5)/ 月

・初期口座管理手数料
最初の10年間:累計積立額×1.9% / 月
11年目以降:累計積立額×0.35% / 月

・投資口座管理手数料:時価総額×0.125% / 月

・信託報酬:時価総額×0.25%を四半期ごとに徴収
※ただしIFAによって異なる

・一括投資手数料:一括投資額×7%


ボーナスに関しては下記の通り。

・ロイヤリティボーナス:積立期間の満了時にもらえるボーナス。10年目から5年ごとにもらえるようになる。
積立年数によって付与される率が変わる。
・10年:積立総額の7.5%
・15年:過去5年間の積立総額の5%
・20年:過去5年間の積立総額の5%
・25年:過去5年間の積立総額の5%

・エクストラアロケーションボーナス:積立額に応じて毎月加算されるボーナス。加算されるボーナス率は積立額によって変わります。エボリューションの魅力の1つでもあり、積立金額が大きければ大きいほどエクストラアロケーションボーナスも多く付いてきます。


さらにエボリューションについて知りたい方は
インベスターズトラストのエボリューションは 手数料が安くて良い? 【解約の流れも把握しておこう】を読んでみて下さい。

おすすめ④コンパス

最後にご紹介したいのは、コンパスという商品です。

コンパスはProvidence Life(プロビデンスライフ)という金融機関の積立商品です。プロビデンスライフはここで紹介した中で一番若い会社で、2010年設立です。ですがプロビデンスライフも先にご説明したオフショア地域の会社ですので、運用中はしっかりその恩恵を受ける事が可能です

そして、そのプロビデンスライフが提供している積立型の商品コンパスの商品構成はエボリューションによく似ています。今回日本人が契約できて、比較的おすすめできる海外積立商品という事でコンパスも4番目にご紹介しました。ですが、上に挙げた3つと比べると少しマイナーでまだまだ日本人契約者数は少ないほうです。


購入条件は下記の通り。

・契約対象年齢:18~70歳

・契約期間:5~30年
※1年単位で選択可能

・積立通貨(最低積立金額):日本円(40,000円)、USD($300)、ユーロ(€270)、オーストラリアドル(AUD288)、英ポンド(£200)

・積立方法:毎月/3ヶ月ごと/半年/毎年から選べる

・プラン最低維持額:日本円:400,000円

・減額:初期口座期間終了後から申請可能

・満期受取金:時価総額(積立金+運用益+ロイヤリティボーナス)を満期に受け取れる。


手数料に関しては下記の通り。

・契約手数料:日本円(400円)/ 月、USD($3)/ 月、ユーロ(€2.7)/ 月、英ポンド(£2)/ 月、オーストラリアドル(AUD2.88)/ 月

・初期口座管理手数料
最初の10年間:累計積立額×2% / 年
11年目以降:累計積立額×0.3% / 年

・投資口座管理手数料:時価総額×1.5% / 年

・信託報酬:貯蓄口座の時価総額×1% / 年
※IFAによって異なる

・一括投資手数料:一括投資額×1.5%を5年間


ボーナスに関しては下記の通り。

・ロイヤリティボーナス :積立期間の満了時にもらえるボーナス。10年目から5年ごとにもらえるようになる。
積立年数によって付与される率が変わる。
・10年:積立総額の5%
・15年:過去5年間の積立総額の5%
・20年:過去5年間の積立総額の5%
・25年:過去5年間の積立総額の5%
・30年:過去5年間の積立総額の5%

・エクストラアロケーションボーナス:積立額に応じて毎月加算されるボーナス。加算されるボーナス率は積立額によって変わります。


いかがでしたでしょうか。

世の中には多くの海外積立商品があります。まずは色々調べる前に、ある程度良い商品に絞ってその中から選ぶといいでしょう。

少しでもこの情報が役立つと願っています。